by manamana
29. 11月 2010 12:20
SoftAP/Virtual WiFi の設定は専用の GUI が付属していないので多少面倒です。
それらを代行してくれるソフトの代表が Virtual Router です。
Virtual Router は、MS が運営する Open Source Community、CodePlex に登録されています。
ドキュメントの Supported Devices を眺めていると・・・
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fVIP_IMG_544.png)
4965AGN は未検証とされていますが、Atheros AR5006EX (mini-PCIe) の方が気になりました。
Atheros と言えば、無線LANの圧縮技術 SuperG で有名です。そういえば、アレには SuperG が・・・
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fVIP_IMG_545.png)
最近は隠居生活をしていた LaVie G type RX ですが、彼には SuperG が搭載されているのです。
Lavie に搭載されているのは ALPS電気からのOEM版カードで、
UGJZ1 11a/b/g MiniPCI Network Adapter という名前になっています。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fLAVIE_043.png)
Windows 7 には未対応なのでドライバーも古いまま(XP版?)をそのまま使っていましたが、
手動で Atheros のドライバーを指定したところ・・・
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fLAVIE_047.png)
認識しました! そして、Virtual WiFi 用の NIC まで現れるじゃないですか!!
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fLAVIE_076.png)
※分かり易い名前に変更しています。Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapter がポイント
あとは 記事 の手順に従って設定をするだけでした。WiMAX ルーターの出来上がりです。
ICS の設定をしてやれば、PPTP/IPsec も問題なく通過してくれました。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fLAVIE_072.png)
Virtual Router 等を使えば簡単に設定ができるハズなのですが、
今回の環境ではうまく動作しなかったので紹介は控えます。まだβ版だし文句はないです。
それにしても、6年以上前のPCで出来る事が3年前のPCで出来ないとは・・・Intelに絶望した~
「二つのPCの無線LANモジュールを交換すれば」 と考えたけど、HPの場合 BIOS チェックがあるから無理っぽいかな?
0fb875d4-b656-447d-9724-2ae6e632474d|0|.0|96d5b379-7e1d-4dac-a6ba-1e50db561b04
Tags:
Windows 7
by manamana
29. 11月 2010 07:35
Windows 7 の WiFi に関しては、この記事が役に立ちました。
使い勝手が大幅に向上したWindows 7のワイヤレス機能 (@IT)
2ページ目が SoftAP と Virtual WiFi に関する内容になっています。
記事に従い hp2710p で SoftAP のサービスをスタートさせてみましたが、うまく行きませんでした。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss180.png)
SoftAP を使うためには、Virtual WiFi に対応した無線LANアダプタとドライバーが必要になります。
そして hp2710p が採用している Intel WiFi Link 4965AGN というチップは、Virtual WiFi に非対応なのです。
※同じドライバーでも Intel WiFi Link 5100/5300 なら Virtual WiFi は動作する
4965AGN がどうして非対応なのか、理由がよくわかりません。
海外サイトも参照しましたが情報が錯綜していて、「対応している」としている所もありました。
日本の場合、@IT の この記事 では 対応 となっていますが、どうやら誤りのようです。
情報収集の途中で Intel My WiFi Technology (MWT)なるものを知りました。
Intelが提唱するMy WiFi Technologyを試す (ITmedia)
「Centrino」はどこに飛んでいく (ITmedia)
MWT は SoftAP/Virtual WiFi と同様の技術です。
というより MWT を Windows 7 に組み込んだのが SoftAP/Virtual WiFi の正体みたいです。
※記事の中でも 4965AGN の扱いは微妙で、後者の記事では 4965AGN はサポート対象になっています。
Intel 接続ユーティリティには MWT の項目があったので、インストールしてみました。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss176_2.png)
「4965AGN には適用できません」...orz
どうして 4965AGN 非対応なのでしょうか? Intel は、大人の事情で機能を殺している気がします ...続く
a7dd52ba-c524-45f0-b22c-14eb3e2ff3c3|0|.0|96d5b379-7e1d-4dac-a6ba-1e50db561b04
Tags:
Windows 7
by manamana
28. 11月 2010 21:32
私のモバイル環境は hp2710p + WiMAX(USB接続) です。
特に必要性を感じなかったので WiMAX ルーターには手を出さなかったのですが、最近欲しくなりました。
WiMAX ルーターがあれば、どこでも WiFi 環境が!! つまり、DS/PSP でネットが利用出来ますww
いや違う、どこでも仕事場を構築できます。
しかし、WiMAX ルーターを追加で購入するのは避けたいところ・・・そこで PC をルーターとして使う設定をしてみました。
この手の使い方としては ICS(Internet Connection Sharing) が有名で、Win98 の頃から実装されてています。
結構設定が面倒なのと、ルーターが安価で提供されるようになったので忘れられた感じですが、
WiMAX 環境で再び活躍する日がやってきました。
今回は WiMAX を共有し、hp2710p の無線LAN をアドホックモードで利用してみます。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss173_2.png)
① アドホックネットワークの登録
コントロールパネル - ネットワークとインターネット - ワイヤレスネットワークの管理 から 追加 を選びます
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss172.png)
アドホックネットワークの追加を選び、パラメータを入力していきます。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss173.png)
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss175.png)
設定が終わると、アドホックでの待機モードが開始されます。※必要に応じて設定を保存します。
② ICS の設定
インターネット接続の共有WiMAX に割り当てられている NIC のプロパティを開き、共有タブを選びます。
インターネット接続の共有から、接続許可のチェックをONにします。
※構成によっては、ホームネットワーク接続の対象を選択する必要があります。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss176.png)
[設定...]ボタンから必要になるサービスを指定します。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss177.png)
あとは周囲のIT機器が hp2710p という名前のアドホックネットワークに接続してやれば、
hp2710p の WiMAX を経由してインターネットに繋がるようになります。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss174.png)
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fVIP_IMG_543.png)
この構成で一応動きますが、少々問題があります。
・アドホックモードでは、2台のPCがデータの転送をしている間は他のPCはデータの転送が出来なくなる。
それ以前に DS/PSP はこの様な接続を想定していないので繋がらないという罠。
・ICS の仕様から無線LAN が特定のIPアドレス(192.168.0.1 や 192.168.137.1)に固定されてしまう。
本来のWiFiに戻そうとすると面倒。
Win7 ではこの問題の解決策が提供されました。SoftAP と Virtual WiFi です。
SoftAP は、その名の通りソフトウェアによって構築されたアクセスポイントです。
アクセスポイント扱いなので、複数のPCからのアクセスが処理可能です。
Virtual WiFi は、物理的に一つの無線LAN を論理的に二つにする技術です。
Vitrual WiFi で生成された無線LAN のIPアドレスが固定されても、
本来の無線LAN はDHCPによる自動設定が可能なので、運用面も非常に楽になります。
しかし、これらを利用する際に hp2710p の重大な欠陥に気づいたのでした...続く
55d246ca-ab01-4f4d-a772-2d7a8fc30cd3|0|.0|96d5b379-7e1d-4dac-a6ba-1e50db561b04
Tags:
Windows 7
by manamana
28. 11月 2010 03:12
PPTP, IPsec, SSTP といった Windows の代表的な VPN の設定が出来たので簡単な速度比較をしてみました。
UQ WiMAX 経由で 700MB 強のファイルを転送しただけですけどww
PPTP
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss156.png)
10Mbps 強といったところで、十分な速度です。 700MBなら10分少々で転送します。
IPsec
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss158.png)
予想したほどの落ち込みはなく、十分な速度を維持しています。
SSTP
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss160.png)
体感的にはそんなに違いは感じられませんが、やはり SSL はちょっと遅くなります。
UQ WiMAX はプロトコルの制限等は行っていないようで、どの VPN も快適に動いています。
普段は IPsec、 ホテルや衆無線LAN を利用するときは SSTP での利用が良いと感じました。
ちなみにこの実験をしたときの電波状況はこんな感じでした。
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fss163.png)
数ヶ月前にはシグナル線が二本だったけど、四本になっていました。 UQ WiMAX の電波改善は進んでいるようです。
5ea95310-6c6a-46ee-8fb5-774252801798|0|.0|96d5b379-7e1d-4dac-a6ba-1e50db561b04
Tags:
その他の IT 系
by manamana
27. 11月 2010 01:40
このところ、VPN の設定でいろいろやっていました。
おかげさまで PPTP、 IPSec、 SSTP といった Windows のサービス設定が可能になりました。
※この辺のレポートはまた後日?
VPN 設定の基本は、役割 「ルーティングとリモートアクセス」 の設定ですが、作業後に役割を削除していました。
本日ちょっとした理由で、PPTP の着信設定をしようとしたところ・・・
=> ![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fVIP_IMG_532.png)
あれ? それは既に削除したはずなんだけど??
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fVIP_IMG_539.png)
確かに役割からは消えています。 しかし、この段階で PPTP で接続できてしまうという事実が判明しました。
改めてルーティングとリモートアクセスを追加したところ、
![](/blog/image.axd?picture=2010%2f11%2fVIP_IMG_533.png)
動いていましたww 役割を削除してもサービスは動いていたのです。
教訓:
ルーティングとリモートアクセス は無効化してから削除しよう。
439a56a0-2703-47f6-b568-d4de0885a11b|0|.0|96d5b379-7e1d-4dac-a6ba-1e50db561b04
Tags:
Server